ほぼ水に覆われた大きな惑星。
壊れた宇宙船と廃船が繋がってできた、浮かぶ島。
いつからあるのか分からないけれど、深宇宙への中継地としても知られ、街もある。
主人公の名前はミロ。独り身となったばかり。
お爺さんとサルベージした廃材屋を営んでいました。
お爺ちゃんの残した廃宇宙船を修理して、研究者(古物ハンター)として宇宙へと飛び出していく。
相棒は大きなドリルと、浸水地区で拾ったAI。
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※崩れる船体と一緒に深海に沈んでいくロボットの1つを、掬い上げるシーン。
ミロ:
「あの幽霊屋敷みたいな区画で、掘り出し物を見つけたかも。」
危ない所まで行った甲斐があったと得意げ。
しかし返答が来ることはない。
爺ちゃんがいなくなってから、工具の音がやけに響く。
元ロボットなのは明らか。掴んだ胴体の骨格のみサルベージできた本人しか知らない。
朽ちた表層の汚れを落としながら胸部を開く。
ミロ:
「箱入り!?組み付け前じゃん。」
チップのパッケージを開けることなく放り込まれていたようだ。
ミロ:
「アタマ、頭。スピーカー。エネループで動くかな。」
部屋のガラクタから壊れた頭を見つけ出してつなぐ。
開けて配線が飛び出る四角いキューブに電池をつけると光った。
コンピュータ:
「Hello world. オーナー情報を教えてください。」
音声の出所を確かめるように、ぐるっと周りを見回すミロ。
薄暗く、さかなくさい。
ミロ:
「僕の名前はミロ。君は?」
コンピュータ:
「声帯信号を登録しました。オーナー情報はいつでも編集可能です。」
周りの修理中のロボットからも同じ音声が一斉に聞こえてくる。
使える端末に無作為に接続をしているようだ。
コンピュータ:
「さぁ、始めましょう。」
音楽がなる。
コンピュータ:
「この建物で最もマシな端末は、四足歩行のロボットです。」
「最適ではありませんが、アップグレード可能です。」
Wan!Wan! 目が光っている。
ミロ:
「爺ちゃん。このAI、もらっていいかな。」
じいちゃんなら、なんていうかな。
1人になった寂しさと、これからどうなるのだろうと、不安を感じながら日々の生活を繰り返していた最中の出来事。

以下CM風に。
ミロ:
「地球製?どこ。そんなところ聞いたことないな。」
コンピュータ:
「地球は楽園です。」
ハワイとアマゾンのジャングルを壁に映し出す。
ミロ:
「すごいね。宇宙船があったら行ってみたいよ。。」
コンピュータ:
「係留してある小型艇なら直せそうですよ。」
ミロ:
「係留って、あの釣り船が!?」
コンピュータ:
「この島は複数の船体から構成されています。使える部品は多いです。」
「またネット端末があれば航路のアップグレード可能です。」
ミロ:
「ネット端末?あの衛星から時折来る信号かな。」
AI:
「私の知っている星座とは大きく異なります。」
店主:
「なんだそれ、どこで拾った。」
ミロ:
「沈みかけの区画。誰も行かないとこ。」
「ほら、跳ねる。」
店主:
「こんなガラクタ。。」
コンピュータAI:
「訂正。この部品は旧地球規格です。骨董としての価値がわかるなら市場価値は、値がつけられません。」
店主:
「……しょうがね〜な。」
「滅多に来ないが、空からくるお客さんにでも見せてみるかな。」
「あのボロ船、本当に飛ぶのか?俺の店にぶつけんなよ。」
AI:
「ミロ、あなたは耳と髭の位置から。とても可愛いという分類に含まれます。」
ミロ:
「この船、本当に飛ぶんだよな。。」
AI:
「この船は壊れていません。操縦は思念操縦でゴーグルが必要です。」
「まずは船外機を外しましょう。」
—自動個人記録—
目的地:地球
状態:不明
帰還予定:未定
——
星間旅路のメロディ
「宇宙の静けさに包まれながら、漂流する過去の音楽を捜し求め、銀河の奥底でその旋律に耳を傾ける。」
本当の幸いとはなんだろう。



