UFOは好きですか。
かつて北海道にUFOを研究する施設がありました。
山の斜面を基礎とした頂上へと続く長い階段と、その上に建つ大きな太陽のシンボルマークをあしらった構造物は、日に照らされると白く輝き、とても眩しかったそうです。
それはもう創建当時のピラミッドのような輝きみたいだった。知らんけど。
当時の写真 アイヌ研究:m’s Academe
http://m-ac.jp/ainu/_tourism/site/biratori_nibutani/hayopira/index_j.phtml
そういう話です。ワクワクしませんか。
なんか怪しいお話ですか?
アイヌの聖地である平取では、古くからUFOの目撃、遭遇といったことが伝説として語られることもあったと地元の人から聞きました。
「くまさん荘」に宿泊した時に、それは偶然に耳にしたお話です。
その施設ではテレパシーでUFOと交信をする研究を行なっていて、通称:CBA「宇宙友好協会」と名乗る団体が仕切っていたといいます。
その施設の名は「ハヨピラ」。
その活動はTVでも取り上げられ「空飛ぶ円盤観測会」には、あの三島由紀夫さんも参加されていたとか。代表作とも言われる「美しい星」は、近年映画化もされたようです。
コメディ枠の映画ですかね?
輝いていた当時の「ハヨピラ」は大型の観光バスが何台も止まり、観光地として大変に賑わっていたそうです。
でも廃れてしまった。
大人気だったのになぜ廃墟に?
事件がありました。でも事件と言っていい内容なのか。
「リンゴ送れ、C」事件
創立者が自分を神格化。大洪水が起こるとのお告げをうけた。
「リンゴ送れ、C」と関係者に暗号を送り、UFOによって救済されるという内容がマスコミにリーク、スキャンダルされて大騒ぎになったそうです。
終末予言でもってカルト化したという流れです。
商売上手くいってるんだから、余計なことしなければいいのに。
もちろん予言はハズレます。
カルト教団が母体の政党が政権与党になる世の中であるのも事実です。運よくうまく行くこともあるでしょう。
もし本当に大洪水があったらどうなっていたことでしょう。神懸かった人の話は、内容からも途端に怪しく理解に難しくなる状況に陥ることが想像できます。
もしUFOが助けに来てくれたらと考えるとワクワクしませんか。
「林檎もぎれビーム!」
2009年に発売された大槻ケンヂと絶望少女達のロックミュージックですが、元々のタイトルは「リンゴ送れ、C」だったが「ご存命のCBAの方が集まってきちゃったら困る」との理由で変更となった、そうです。
何か関連があるのでしょうか。
動画内にもUFOが出てきますが、「さよなら絶望先生」というアニメを見てなかったです。宇宙人系のアニメなのでしょうか。
見てみたいです。
【検索】調査を開始
2007年頃の道路道楽さんの記事を発見しました。
道路道楽
http://dourodouraku.blog64.fc2.com/blog-entry-166.html
3回にわたっての記事で見応えあります。
日付は分かりませんが、
廃墟系ブログのdeparture
https://www.departure-ruins.com/hayopira/#google_vignette
写真は高画質。施設建屋の内部も堪能できます。
2015年の時の動画
CBA「宇宙友好協会」は今でも札幌で活動しているという噂もあるようですが、検索の仕方が悪いのか見つけられません。ごめんなさい。
しかしながら、もしかしたら活動しているかもしれない痕跡を今回見つけることができたような気がします。
ハヨピラ自然公園を見に行きました。
【記録写真】2024年10月
入り口には門があり、かなり錆びていますがデザインはかっこいいです。
しかしど真ん中には「閉園」であることの看板が立てかけられていました。
寂しさも感じましたが、内心はワクワクが止まりません。



地面にはとんぐりがいっぱい落ちていました。
木のトンネルと抜けると簡易トイレが2つ設置されていました。開けていて車も3〜5台くらいは止められそうな広さです。電気設備は生きているようで、電柱などとても綺麗でした。普段から整備されている雰囲気です。
聞くところによると、隣にある「オキクルミカムイ」像のところでイベントがあるみたいだということです。

しかし夏の終わりとは言え、全体を見渡すには難しいくらいに草木が生い茂り、分け入るのを躊躇してしまいそうでした。
第一印象として、階段はとても急勾配で、ブロックでできた階段は大股で登らないといけないくらい大きめで疲れました。

門の上の草の茂みは、かつて巨大な花時計があった場所ですが、見る影もありません。

門の左の看板には、花時計を寄贈したとの平取町の案内です。
平成5年、地元の名手の方の名前でしょうか。
その門をくぐると、お供えをしたような痕跡を発見しました。

UFOの形をした陶器製の物体。黄色いペンキで着色された石。
当時のお土産グッズでしょうか。よくわかりません。
誰かが居た痕跡があったので恐怖を感じました。
人間が一番怖いです。
上の茂みの奥にモニュメントが見えます。ぜひ行って見たい。

このモニュメントのスペースにあたる基礎の土台下には、タイルで作られたモザイク画があります。近くで見たかったのですが、茂みに阻まれ近寄れませんでした。
花時計跡の茂み横を抜けると、UFOのモニュメントが現れました。

動画にあったUFOですね!

ここからの眺めはとてもよく、気持ち良かったです。
見える川は「沙流川」です。当時はダムの放水を知らせる女性のアナウンス放送が鳴り響いていました。
コンクリート製のUFOが朽ちている感じが、心を締め付けます。

上を見ると頂上に施設があり、砕けたシンボルマークの電飾を確認できます。

頂上まではフェンスを簡単に超えていけるということでした。
しかし老朽化が激しく「うっかりさんが行くのは危険だ」ということで行きたかったのですが、やめておきました。
うっすらと紅葉が始まっております。

ヘビ出没の看板が朽ちています。
え?やめたんですか。チキン野郎ですね。
ふぇぇ
左右を見るといくつかのオブジェクトが確認できます。
向かって右のオブジェクトの前にきました。

すごくかっこいい。
UFOを指差すオキクルミカムイでしょうか。船に乗っている?ように見えますが案内にあった「空飛ぶ竜」でしょう。太陽のシンボルかと思いましたが、竜の目玉とギザギザは口なのではないでしょうか。
隣には体育座りをする人のモニュメント。女性でしょうか。髭がありません。

人が来ていた痕跡を発見しました。

何をお供えしたのでしょう。黒く朽ちています。
UFOモニュメントを挟んで左の方には、飛行機と石柱のモニュメントがありました。


何で飛行機なんでしょう。
何ででしょうね。石柱は何か乗っていた?
乗っていたかもと思って軽く探したのですが、見つけられませんでした。
そして下まで降りてきました。

ゴミ箱があります。
ハヨピラのすぐ隣には「オキクルミカムイ」の像がありました。

オキクルミカムイ像の奥には、飛行機のモニュメントが見えます。
階段横にあるオブジェはリスのように見えますが、熊だろうとのこと。

オキクルミカムイの像には杖が握られていました。
2007年にはなかったものです。

イベントの時に付け加えられたのでしょうか。
「オキクルミカムイ」はアイヌ人に文化を伝えたカムイ(神様)、そのお姿の像です。
「空飛ぶ竜」に乗って降臨したという伝説が、UFOとコンタクトするための施設となったコンセプトの源でしょう。

明らかな活動の痕跡を確認できたと、言っていいのではないでしょうか。
UFOは見たことがありません。

木のトンネルと抜け、帰路へつきます。
【AI】イラストを描いてもらった
今回の記事のキャッチ画像で使わせてもらいます「Memeplex.app」で作成した画像です。誰でもgoogleアカウントでログインして使えます。
この記事にピッタリなイラストのための考えたリクエストは、「アイヌ民族衣装を着た女性が、遺跡で空に向かって両手を広げてUFOとの交流を行っている」です。
選んだモードは以下の3つです。
・特撮
・サイバーパンク風
・UnrealEngine5風

大洪水の後の風景ではないかと感じました。
大洪水の前に助けに来てくれませんか。
あなたはダメです。
情報サイト置き場
参考にさせていただきました。ありがとうございます。
wikipedia:宇宙友好協会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%8F%8B%E5%A5%BD%E5%8D%94%E4%BC%9A#cite_note-1
「美しい星」国立図書館サーチ
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I028173754
元CBAメンバーだった人が検証した本
「日本UFO研究史 ― UFO問題の検証と究明、情報公開 」
X:大槻ケンヂ・オーケン
https://x.com/OfficialOken/status/1757754553859280989
当時の写真 アイヌ研究:m’s Academe
http://m-ac.jp/ainu/_tourism/site/biratori_nibutani/hayopira/index_j.phtml