目次
バージョン変更をした経緯
phpをバージョンアップしたら、wordpressにログインができない、画面が真っ白でerror 500。記事ページが404でどうしよう。という人達がいると、風の噂で聞こえてきました。
なんでバージョンを変更したの?勝手に変更されてしまうの?流行り?
よく分かりません。検索してみると、どうやらphpのバージョンアップはセキュリティのためにやると言うことがわかりました。あとは、ちょっとだけスピードが速くなるそうです。不具合が出るならそのままでもいいような気もしますが、ままでダメなのでしょうか?当然わかりません。でも新しい方が良いに決まってます。知らんけど。ちょっとやってみるかな、と言う理由です。
ロリポップへログインして確認しよう
ロリポップではphp8を提供していることはニュースで知っていました。
早速ログインしてみたところ、php7.4(CGI版)であることがわかりました。さらにプルダウンの中を確認すると、8.2を選べるようです。

すぐにでも8.2にしたくて、股間がムズムズしてきます。
でも、いきなり変更して壊れたら怖いですよね。
注意書きがあるので読んでいきます。

注意書きで気になった部分は3つ。
・古いPHPは提供を終了することがある。最新が推奨。
・PHP7.1以下の人は元のバージョンに戻せない。
・PHP7.1以上にするときはデータベースのパスワード更新が必要。
提供終了したらどうなるのですかね?
現在PHP7.4だから、8にしてダメだったら7.4に戻せます。
データベースのパスワード更新は、7.1以上の7.4だけど実施する必要はあるのかな?
う〜ん、わからない。もう、ダメならしょうがないです。
続くマニュアルのリンク先を見ると、DBのパスワード変更は「PHPのバージョン変更するとき」となっており、バージョン数はどうも関係なさそうでした。8.2は7.1以上だし、やろうと判断。すぐやっちゃいました。
前もって2点調べておりました
・今のwordpressで8.2は大丈夫なのか。
・使ってるwpプラグインは8.2で大丈夫なのか。
1点目。
wordpressは自動更新で最新になるようにしていましたので、wpの管理画面でも最新です!の状態です。(2023年4月現在、ver.6.2)
Core対応表で、WP6.2はPHP8.2がYになってるので、大丈夫だろう。
※サポートバージョン表
https://make.wordpress.org/core/handbook/references/php-compatibility-and-wordpress-versions/
2点目。
便利なプラグインを複数入れてました。ひとつひとつ確認は面倒です。思い切って全て無効化し、FTP上のプラグインフォルダもリネーム処理しました。
これで問題は全てクリアしたはずです。DBやwpのバックアップ済み。
やっちゃえ!おっさん。あなたの人生にワクワクを。
いざPHP8.2へ変更してみました
8.2を選択して変更を実施しました。エイヤー。

すんなりといくはずです。切り替えに10分くらいとメッセージがありました。待ちましょう。
結果、ジャーン!


wordpressにログインできません。記事ページが見つかりません。目がかすんできたので、もう少し待ちましょう。これがソレでアレなのか!?
5分待っても状況は変わらず、PHPバージョンを元の7.4に戻すことにしました。戻しは10分程の時間がかかるとのこと。

5分程でログインページ、記事ページともにあっさりと復活しました。何かあったんですか?天気いいですね。
お茶飲んで考える必要がある
php.iniって知ってますか?エラーログが出る設定というのをやろうと思いました。あと、何が悪かったのでしょうか考えました。
そういえば小テーマにしているなぁ、あやしいです。

php.iniを変更してphpinfo.phpファイルをUPしつつ、子テーマをやめて、PHP8.2へ再チャレンジしました。
結果から言うとダメでした。同じerror 500の404です。
エラーログは、phpファイルへ手当たり次第に仕込んでも反応が見えてこない。失敗です。(まぁ出ても見方がよくわかりません。)
これはもうダメだぁ。原因わからず。
あきらめて新しくしよう
バージョンアップを繰り返したWPにゴミが入っているのかもしれません。WPの改造はしてないですが、パーミッションとか触った記憶があります。でもそんなことで?それに記事も10件くらいしかない。もう潔く新しくしよう。
サブドメインも新しくしよう。
サブドメインを付けたい派です。利用する人から見たら覚えるの嫌ですよね。無い方がいいのはわかるんですけど、すいません。ネオにしよう、かっこいい。サブドメインにしたかったからsubと安直に決めた昔の自分を思い出します。バカだなぁ。
sub → neo.astrowave.jp

最新のwordpressをダウンロード。
https://ja.wordpress.org/download/
解凍してからサブドメイン用のneoフォルダへFTPアップし、DBも新しく作成して、あとはアップロードした場所のURL(https://astrowave.jp/neo/)を叩けば、「さあ、始めましょう!」画面が出てくるハズです。こんな画面です。

昔から変わらない方法で有難いです。表示されたら続いてDB情報などを入れていくだけで、wordpressが始められます。
でも結果は白い画面、 error 500です。
ウソでしょ。8.2アカんの?
原点に帰ろう。でもどこから。
PHP更新マニュアルをもう一度読み返そう!
公式:phpの更新方法
https://lolipop.jp/manual/user/php-setting/
だがしかし、わかりませんでした。
他にないかと思っていると、以下のマニュアルを見つけました。
WordPress(ワードプレス)の設置
https://lolipop.jp/manual/blog/wordpress/
読み進めると、こんな記述を発見。

私はFileZillaを愛用していまして、転送モードはデフォルトで特に動かしたことがありません。まさかそれでなかったから?
アップロードしたWPファイルを全部削除。転送モード変えてから、アップロードしなおしました。

そうしたらすんなりと、「さあ、始めましょう!」画面が出たのです。
まじですか!パッシブでアップロードは常識なの?
あれよあれよと設定完了、ログインもOKです。見慣れた管理画面のダッシュボードに到着です。
PHP8.2で最新WP6.2は動く確定です
公式で動作する言ってますし、私は確認しただけです。

標準で入っているテーマは削除して、ブログらしい見た目でお気に入りのTwenty Sixteenをインストールしました。さすが公式テーマTwenty Sixteenは、PHP8.2でも問題ないのを確認できました。
そうなると自分のデザインを適用させたくなります。バージョンアップ前に使っていた「子テーマ」をそのままは使えるか試してみました。FTPアップしたら、以下のように前回同様に表示されたので、有効にするとすんなり有効に変化。

デザインも当たり、問題なく使えてます。DBもメディアもインポートして終わりです。ありがとうございます!
まとめ
ダメだったらCoreなWPファイルを新しくしましょう。
前のsubはPHP8.2がなぜダメだったのでしょうか。私が言えることは「よくわからないです」です。ごめんなさい。
原因を探る時間より、CoreなWPファイルを新しく替えちゃった方が幸せになれる。ということですが、それでよろしいでしょうか。お願いします!
以下プラグインも、PHP8.2で動作を確認しました。
Highlighting Code Block (コード表示)
LIQUID SPEECH BALLOON(アイコン付き吹き出し表示)
Table of Contents Plus(自動で目次を表示)
UpdraftPlus(バックアップ)
その他の補足
外部ページへ、WP記事を表示させるのに読み込ませるファイル「wp-load.php」と言うものがあります。よく以下のように読み込ませます。
<?php require_once(‘neo/wp-load.php’); ?>
上記はPHP8.2だと、なんでかパスが通らないようで、働きませんでした。以下に変更を行いました。
<?php require_once($_SERVER[‘DOCUMENT_ROOT’].“/neo/wp-load.php”);?>
以上です。